新卒からずっと続けてきたITのエンジニアを辞めて、人工衛星のエンジニアに転職しました。
長い間、心の中にあった夢に一歩近づきました。
私の背中を押してくれたもの
宇宙に憧れて、宇宙に関する本や漫画をたくさん読みました。
特にのめり込んだのは、「宇宙兄弟」と「チ。 -地球の運動について-」。
どちらも宇宙に憧れて、宇宙を追った人達の物語です。
家族や友人、尊敬する人の応援にも背中を押してもらいました。
未経験の分野への転職に尻込みしている私に、「絶対やった方が良い」と叱咤激励してくれた人もいました。
最も揺るぎないもの
このように、私が人工衛星のエンジニアになるまで、周りの人や素敵な物語に背中を押してもらいました。
それでも、意志の弱い私は何度も迷うことがありました。
そのときに支えてくれたのは、はやぶさ、はやぶさ2が小惑星からのサンプルリターンを成功させたという圧倒的な現実でした。
どこか遠い世界の話ではなく、
自分が生きているこの世界で、
人が作ったものが小惑星から砂を持って帰ってきた。
この揺るぎない現実と向き合うことで、「自分も頑張れば宇宙に行くものを作れるかもしれない」と勇気をもらうことが出来ました。
これからの夢
人工衛星のエンジニアになったからには、やりたいことはたくさんあります。
- 自分達が作ったものを宇宙に飛ばしたい
- 宇宙ビジネスをもっと儲かるものにしたい
- 人生で一度は深宇宙探査に携わりたい
- 自分達の背中を見て宇宙開発に携わる人達が出てきてほしい
一つ一つの夢が途方も無い大きさで、私一人では到底出来ません。
しかし仲間と協力すれば、きっと出来ると思っています。
「人生は短いんだ………!」
「ああ……そうだ……!テンションの上がらねえことに……パワー使ってる場合じゃねぇ………!」
小山宙哉「宇宙兄弟(11)」(講談社)
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