自転車キャンプがやりたい
私は自転車キャンプというものに特別な憧れがあります。
自転車での旅行はあちこち行きました。
また、今年に入ってからは自転車で出かけた先でのデイキャンプも始めました。
もちろんどちらもとても楽しいです。
ただ、やっぱり将来的には「自転車でキャンプ場に行きテントに泊まる」という本格的な自転車キャンプを夢見ています。
キャンプギアを厳選し、文字通り自分の力だけで目的地まで行き、自然の中にテントを張りそこで過ごす。
この冒険している感、想像するだけでワクワクします。
バイクパッキングBOOK
そんなわけでこの本を読んでみました。
世界各国でバイクパッキング(≒自転車キャンプ)を行ってきた著者が、バイクパッキングの魅力とその実践を紹介してくれます。
本の構成は3章に分かれています。
PART 1「バイクパッキングとは何か?」(バイクパッキングの定義、流行った背景、そしてその魅力)
PART 2「バイクパッキングの道具」(自転車からキャンプギアまで使用する道具)
PART 3「バイクパッキングの実践」(計画から実施、現場で気をつけること等)
それぞれ順を追って紹介してくれます。
この本の良いところ
著者の体験が魅力的
著者の北澤肯(きたざわこう)さんは、世界中でバイクパッキングをやってきた経験があるようです。
本書の中では、バイクパッキングの知識だけではなく、北澤さんが行ってきた旅のことも紹介されています。
特にPart3の中の「オレゴン バイクパッキング・トリップ」では、写真とともに北澤さんの約1週間の旅の記録が語られています。
装備を揃えるところから旅を通して出会った人々のことまで、旅の内容が詳細に語られているので、自分も一緒に自転車キャンプをしている気分が味わえます。
自転車の種類ごとのアドバイスがある
この本では、バイクパッキングで使用するバイクの種類ごとにアドバイスがあります。
マウンテンバイク、ロードバイク、ファットバイク等…。
様々な種類のバイクに対してのアドバイスが載っているので、自分が持っているバイクに合わせたバイクパッキングを学ぶ事ができます。
オススメのキャンプギアが紹介されている
実際に自転車キャンプを始めようというときに、「どのキャンプギアを買えばいいのだろう?」と悩んでしまう人は少なくないと思います。
この本では、自転車キャンプに必要な道具を紹介するだけでなく、商品レベルでキャンプギアを紹介してくれています。
例えば、クッキングギアとしてジェットボイルという商品が紹介されています。
これは、ガスバーナー、ガス缶、クッカー(小型の鍋)が一体となりコンパクトに収納できるギアです。
私もデイキャンプによく使っていますが、小型で軽量な本体で、かつ少量のガスで調理が出来るので非常に重宝しています。
この他にも多くのキャンプギアが紹介されています。
自転車キャンプの経験が豊富な著者が薦めるキャンプギアなら、きっとどれも使い勝手が良いのでしょう(私も読んでいていくつか欲しくなったギアがありました)。
これなら、迷わずにキャンプギアを買うことが出来ると思います。
この本をオススメしたい人
一番オススメしたいのは、将来、本格的な自転車キャンプをやってみたい人です。
著者がやっているような、1週間もかけた海外での自転車キャンプは簡単に出来ることではありません。
しかし、この本を読みながら、必要なスキルや道具を少しずつ揃えていけば、著者のような大冒険が出来るようになるかもしれません。
また、ちょっと自転車キャンプに興味がある、くらいの軽い気持ちの人にもオススメです。
その場合は、最初は細かい技術や道具の話はナナメ読みして、著者の体験を通して自転車キャンプの魅力を疑似体験するのが良いと思います。
少しでも自転車キャンプに興味のある人は是非読んでみて下さい。
2020年9月20日現在、この本はKindle Unlimitedの対象商品です。
Kindle Unlimitedの契約をしていれば、購入せずに読むことが出来ます。
KindleデバイスやスマホやタブレットでKindleアプリを使っている方はお早めにどうぞ!
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