C言語初心者を脱却したい
ここ最近、C言語を勉強しています。
元々電子工作でArduinoを始めようと思ったときに、基礎的なことは「速習C言語入門」という本で勉強していました。
このときは「Kindle Unlimitedの読み放題メニューに含まれていたから」という安直な理由で選びました。
しかし今回は、より本格的にC言語を学びたいと思ったので、「新・明解C言語中級編」を購入し勉強してみました。
この本が思ってた以上に良本だと感じたので紹介したいと思います。
この本をオススメする理由
C言語の基礎の復習が出来る
本書はシリーズものになっており、↓こちらの「入門編」の続編として出版されています。
しかし、この「入門編」以外のテキストでC言語を学んだ人のことも考慮されていて、「入門編」の内容も一部重複して説明されています。
そのため、入門書の次に読む本として最適だと思います。
説明が正確で分かりやすい
本書では標準C(※1)のJIS規格をベースに、関数や型について説明してくれます。
だからといって、難解な文章だけでなく、図を使った分かりやすい解説もついています。
プログラミングの参考書によくある「おまじない」といった曖昧な言葉でごまかさずに「なぜそうなるのか」を丁寧に説明してくれます。
正確さと分かりやすさのバランスが取れた技術書だと言えるでしょう。
※1…C言語のコンパイラ間の移植性を高めるために、作られた標準。現在ほとんどのコンパイラがこの標準に準拠している
面白いゲームを作りながら楽しく学ぶことが出来る
プログラミングの例題や練習問題でゲームを作る、というのはよくあると思います。
しかし、本書では、ソースコードは簡単で短いのに、十分に楽しめるプログラムが出来ます。
タイピング練習ソフトやマスターマインド(※2)といった本格的なゲームを、実用的なテクニックを学びながら作成していくのはとても楽しかったです。
楽しみながらスキルを身につけられる、というのも、オススメポイントの一つです。
※2…「ヒットアンドブロー」とも呼ばれる数当てゲーム。テレビ番組にもなった「ヌメロン」もこのゲームを元にしている。
一通り勉強して思ったこと
以上のとおり、非常に満足度が高く、良い勉強になりました。
しいて残念な点を挙げるとすれば、練習問題の解答が無い点でした。
ただ、本書をしっかりと勉強すれば、ほとんどの問題は解けると思います。
余裕があったら、自分の復習も兼ねて、私の回答をこのブログに掲載したいと思います。
【2020/5/18追記】続編も一通り勉強しました
この記事を公開してから約2ヶ月半が経ちましたが、継続して同じ「新明解」シリーズの書籍を使って、C言語の勉強を続けてきました。
今回紹介した中級編の続編として、実践編、ポインタ編、アルゴリズム編があります。
どの書籍も、単なる文法の解説では終わらず、C言語のベストプラクティスを学べました。
もしC言語をもっと極めたいと思っている人は是非購入してみて下さい。
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